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2007年11月04日

美術館めぐり Ⅱ

文化の日、秋空の陽に誘われてシャガール展にでかける。上野の森は人・人・人の
波で溢れ流れていた。

「生誕120年、ロシア生まれのユダヤ人で、フランス、アメリカ、メキシコで活躍、パリに
出て豊かな色彩感覚を開花させ詩的な色彩表現と物語性をたたえた絵画は、世界中
の人々に愛と希望を与え続けた。」 
“油絵”、“銅版画”、“リトグラフ”、“木版画”、特に制作風景や画家の素顔の“写真”
はインパクトがあり巨匠であっても身近な生身の人として実感させ、それは会場を
力強く支えている。

シャガールは好きな画家の一人。原色・光り・風・音楽・やわらかさ・空間に漂う心地
よさ・・・・。 今回、どの絵も赤色があまりにも綺麗で印象的だった。
以前、パリのオペラ座に行ったことがある。目的は天井のシャガールの画で舞台上の
コンサートは全く覚えていない。ずっと天井を眺めいた至福の時は今も忘れない。
今回のその制作風景の写真がカラーで展示されていた。70代という高齢にかかわ
らず杖のように長い筆を持ち描く姿、それ以上に描かれている絵が近くで見ると凄く
力強く本来のシャガールという画家の姿を見たようで驚いてしまう。

chagall.jpg cha.jpg 
      シャガール

その足で「フィラデルフィア美術館」へ向かう。閉館まで2時間なのに館内は人垣で
いっぱい。
「19世紀のコロー、クールベにはじまり、印象派を代表するモネ、ルノワール、ゴッホ、
セザンヌ、20世紀のピカソ、カンディンスキー、マティス、デュシャン、シャガール、
ミロ、マグリットにいたるヨーロッパ絵画の巨匠たち、ホーマー、オキーフ、ワイエスの
アメリカ人画家を加えた47作家の名作77作品を一堂に展示しています。」
1巨匠で1~2作品という早い時代の流れを一気に観賞できる、まさに、美術書の
現実目の当たり展で、ある種の回転寿司のような面白く心地よさもあった。 なんと
この日に入場者が10万人を突破、10万人目の人には寄贈があったとか・・。

03_a[1].jpg ピカソ 04_a[1].jpg ミロ 

title04[1].jpg ルソー

帰り道、立ち寄った東京文化会館で「イングリット・フジコ・ヘミング、世界的チェリスト、
ミッシャ・マイスキーとの共演!」の看板が目に入る。どうしよう、とためらいながらも
窓口で聞くとチケットが未だあるという。疲れているが思い切って購入した。
フジコさんお馴染みの曲、ショパンからリスト「ラ・カンパネラ」、ミッシャ・マイスキーの
バッハ無伴奏組曲、その後、二人のチェロソナタで終演となる。アンコール前の拍手
のなかでフジコさんの一言「あたしたち疲れちゃっているんです。」 この日は昼夜
二回公演でもう疲れたと彼女らしい正直な本音?がこぼれてしまったようだ。実は、
人ごとではなく私も疲れちゃっていて・・・、お隣のお兄さんも何度かこっくりしていた。
みんな疲れた秋の一日、ご苦労様でした。
ちなみにアンコール曲は、サンサーンス「瀕死(ひんし)の白鳥 」でした????

photo_2007_7[1].jpg


投稿者 staff : 2007年11月04日 21:43

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