2009年06月02日
阿修羅像
興福寺創建1300年記念「国宝阿修羅展は80万人目の入場者に」というニュースを
目にした翌日、姉から見に行こうと電話があった。テレビの特集で是非行こう思って
いたが日が経ち半ば諦めていたが意を決して朝一番に約束し東京国立博物館に
のりこんだ。なんと60分待ち・・・長い行列をそぞろ歩きやっとの思いで入場する。

![isan_photo02[1].jpg](http://www.cc-life.com/blog/archives/isan_photo02%5B1%5D.jpg)
〈阿修羅像〉
天井からやわらかいライトを浴びシルクの様な黄金色に輝く着衣の阿修羅像上半身が
目に入る。2階から1階へとゆるいスロープに設営されている。まず期待いっぱいの
気持ちを高い目線で感激をおさめ下へ降りてぐるりと回わりもう一度再感激再確認
させるニクイ視覚効果。
甘い上品なお顔と細い華奢な身体がスッとお立ちになっている。細い腕が3本。
異様と思えるお姿だが何故か「美しく」、「自然」見えるのは何故だろう。
今、同時に開催されているが、パリ・ルーブル美術館のミロを思い出す。どの位置が
好き?なんて言っていられる雰囲気は無く押し出されてしまった。
戦いの神といわれる阿修羅のお顔の愛おしさ・苦悩・凛とした美が何か人間の性、
生きることの意味を思いださせて教えてくれるような気がした。遠い時代を超えて
どれだけの人々の信仰を浴びてきたのだろ。
郷愁というか懐かしい自分の心を思い出したのか・・、年を重ねた今も阿修羅ごとく
生きていきたいと思えた。久しぶりに嬉しく清々しい気持ちで会場を跡にした。
土産に買った“鈴”の音が繊細で優しく心に響いてくれる。勇気を出させてくれる。
来年創建1300年奈良興福寺でお会いしたいという気持ちがふつふつと沸いてきた。
投稿者 staff : 2009年06月02日 21:51